Gold Plating Method

Gold Plating Method

金の純度について

金属の純度とは不純物がいかに少ないかというのとで、銅の配線に関しては99.99999%などの9(Nine)がいくつ並ぶのか?ということで7Nなどと表記しています。
銅はオーディオ用として、4Nは当たり前で6Nもポピュラーな存在。
銀に関しては、99.9997%(5N)といったくらいがかなり上質とされている。
当社は金に関しても高純度のものを使用するように考えています。

貴金属である金は24Kや18Kというほうが馴染みがあるかもしれないです。
24Kは100%しかし、100%は存在しないので99.99%以上であれば24Kと表記できるらしい。(ちなみに18Kは75%です。)
さて、それでは我々のGold Plating Methodの金の純度はというと、99.98%(3N)の金をメッキに使います。
金という金属はとても柔らかく、埃を拭くだけでも傷ついてしまうほどです。端子にそのような金を使えば一度の抜き差しで無くなってしまうことでしょう。
ここではその金属の種類は明かせませんが、他の金属を混ぜた硬質金メッキとして硬度を上げて耐久性を高めているのです。

経験値の高い人の手によるものづくり

そしてその金メッキを扱っているのが日本の職人によって行われているということ。
手作業ということはムラが出来るという考えにもなるかもしれません。
しかし、経験値の高い職人となれば、逆に言えば機械よりも正確に(適確に)仕事を行うことができるのは人間に軍配が上がります。
ネジ、ナット、ワッシャー全てひとつひとつ手作業で行われます。

机上の理論だけでない経験値

母体の金属の種類によって方法(工程)を変え、場合によっては不向きな金属があるということも知っている、正真正銘の職人です。
メッキというのは、メッキが剥がれるというような表現で、メッキ自体を良いイメージで使われなかったりしてきました。
しかし、金属におけるメッキ処理というのは、宝飾品の世界とは別。
化学反応による処理なので簡単にメッキと言えども大学の物理学の研究レベルのことを行なっているのです。

金は特に空気による酸化や硫化が起こらない金属。
そして、電気伝導率も銀、銅に次ぐ金属です。
最近のニッケルなどよりも高価ではありますが、端子の金属である銅や真鍮の酸化を防ぐ皮膜として必要不可欠な存在です。
Gold Plating Methodとして鉄やステンレス、真鍮.... 様々な金属にメッキ処理を行いますが、素材によって全く別の方法で最終的に金メッキ仕上げとなるのです。

金を選んだ理由

これらが当社が金(Gold)にこだわる理由です。
ニッケルだけでなく、ロジウム、コバルト、錫(スズ,Tin)なども実験してきた結果です。
酸化しにくい変化の少ない金属、金。
最近のカーオーディオでは金メッキのターミナルを見かけなくなったのは経費削減によるもので、金が良くないと思われたわけではないのです。
キャラクターとしての音色による金以外の金属もたくさん存在しますが、金属のキャラクター戦争に参加するのでなく、いち早く原点回帰をして、どこよりも上質な金メッキを扱うことでカーオーディオや車の走りへのアドバンテージとなるように考えています。

これが、当社のGold Plating Method

どの部分にどのように使うか?
メッキの厚さも表面に色をつけただけのものではないのは、写真からでも分かってしまうほどです。
実際に手にとって、本物の金の輝きと深みを感じていただきたいです。
そして、もちろん取付けでいただきたいです。
オーディオには金の音色というものがあると思います。
その金の音色。
深みのある少し落ち着いた、高級感のある音が聞こえるはずです。
ホームオーディオなどでは他の金属に取って代わられることなく、ずっと金のメッキのターミナルは存在しています。
20年以上も前になりますが、その時の電源ブロックの金メッキの色は金の色をしていました。
中には金メッキは真鍮かと見間違えるような薄さです。
これから本物の金メッキの製品を市場に増やしていけるように努めてまいります。


主な金属の体積抵抗率と

熱変化による抵抗値の変化

0℃ ほぼ常温での金属の電気抵抗値は、銀→銅→金→アルミ...となっています。

もちろん、最終的には常温に戻すのが当社の-196℃  Freezingですが、この資料からは-195℃の世界では、
銅→アルミ→銀→ロジウム→金/クロムとなっています。

例えば、銅のターミナルに、
Gold Plating と 極低温冷却処理 を
合わせることによって、これまでの地球上にない電気抵抗と経年変化の少ない製品を作りあげることができると考えています。